チョウセンブナは20世紀前半ごろに朝鮮半島から輸入された熱帯魚です。一時期は日本の河川や田んぼに多く生息していたそうですが、農薬にやられて最近ではほとんどみられなくなってしまいました。
今では「野生保護されている外来種」という珍しい熱帯魚です。この記事ではチョウセンブナの混泳や餌、寿命や成長後の大きさ、水槽の環境についてまとめました。
チョウセンブナは混泳できる?

チョウセンブナは基本的には温和な性格なので他の熱帯魚との混泳に向きます。チョウセンブナに対して攻撃的な態度を仕掛けてくる熱帯魚は避けてくださいね。チョウセンブナ同士の群泳もオススメです。
混泳の注意点
例えばチョウセンブナ1匹と他種の熱帯魚1匹の計2匹で混泳させると、チョウセンブナが攻撃をしかけてしまうことがあります。
また繁殖のためにチョウセンブナ同士をペアで群泳させる場合にも、オスがメスに攻撃をしかけてしまうことが多いです。
2匹の混泳には向かない熱帯魚なので、繁殖の際にも3匹以上での混泳を心がけてくださいね。
チョウセンブナの餌は?

餌
- 人工飼料
チョウセンブナの餌は「人口飼料」を主に与えます。顆粒状の人工飼料が一回当たりの量を調節しやすいのでおすすめですよ。食べ残しは毎回取り除いてあげてくださいね。水質の悪化を防ぐことができます。
人工飼料の指定は特にありませんが、ベタ用の餌でも栄養素の面や使い勝手の良さから代用することができます。
チョウセンブナの寿命や大きさは?

寿命
- 3年
大きさ
- 6cm
チョウセンブナの寿命は一般的に3年程度です。定期的な水替えで水質を保つことで病気を予防して3年以上生きることもあります。
一般的に熱帯魚が病気にかかった際には「薬浴」で治療しますが、チョウセンブナは極端に薬品に弱い性質を持つため、病気の治療は困難ですよ。
大きさは6cm前後が一般的です。
チョウセンブナの飼育、水槽は?

水槽環境
- 水質:pH6.0~7.5
- 水温:20~30℃
水質
チョウセンブナの飼育に適した水質はpH6.0~7.5あたりです。水質の悪化には強い熱帯魚なので「ビン」や「コップ」「ボトル」で飼育することも可能ですよ。ただ、病気にかかると治療が大変ですので、水質の悪化を防ぐためにも餌のやりすぎには注意が必要です。
水温
チョウセンブナの飼育に適正な水温は20~30℃です。実際には日本の川でも生きているため生かすだけならヒーターやクーラー無しで飼育することができます。
その他水槽環境
チョウセンブナは「ラビリンス器官」という呼吸器官をもるので、エアポンプを設置する必要がありません。自分で空気中の酸素を取り込むことができるのです。
また、強い水流には弱いため水流ポンプの位置には気を使ってあげてくださいね。
気軽にボトルで飼育することも可能!
チョウセンブナは基本的には温和な性格であるため多くの熱帯魚と混泳が可能です。またチョウセンブナ同士の飼育もトラブルが起こることはあまりないので初心者でも繁殖も十分に狙うことができますよ。
水質の悪化に強い点やエアレーションがいらないこと、幅広い水温で生活できることから水槽まわりの器具を最小限に抑えながら飼育することができます。「ボトルリウム」にも適した熱帯魚ですよ。
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