タイガープレコは虎のような黄色と茶色の美しい体色が特徴的な熱帯魚です。60種類ほどいるプレコの中でも、小型で育てやすく人気がありがとうございます。
この記事ではタイガープレコの習性や繁殖、産卵条件、稚魚の育て方についてまとめました。
タイガープレコの習性は?
出典:http://nakano-aigyoen.com/pic/pleco/data/pl_tg_tigernew.html
習性
- ゆっくりと泳ぐ
- 藻を食べてくれる
- 急激な温度変化に弱い
タイガープレコの飼育は比較的簡単で初心者にも向いています。成魚の体長は10~15cmほどで派手さはあまりありませんが、綺麗な縞模様とゆっくりした動きがかわいいですよ。
プレコは水槽についたコケを食べて掃除してくれることが有名ですが、習性的には藻だけを食べるわけではありません。
空腹だと「水草」や「流木」なども食害してしまう恐れがありますよ。また、プレコは人間の「胃袋」にあたる器官がないので、栄養を体に蓄えておくことができません。
常に餌を食べている必要があるため栄養失調にもなりやすいのです。餌は植物性のものがおすすめですよ。水温が急激に下がると体力が低下して白点病にかかりやすくなるので、温度管理には注意が必要です。
タイガープレコの繁殖、産卵条件は?
出典:https://www.otsuka-nettaigyo.com
繁殖
- 産卵筒を設置
- 水温:25~30℃
- 十分に餌を与える
- 低気圧下が望ましい
タイガープレコの繁殖は手順を踏めば難しくありません。生後1年以上のオスとメスを同じの水槽に入れます。喧嘩してしまうこともあるので、様子をみて相性の良い2匹を選んであげてください。
必要な設備は「産卵筒」という片側が閉じた筒状の容器です。プレコは夜行性の熱帯魚なので繁殖は暗い場所で行います。産卵筒はタイガープレコが安心して繁殖するために大切な設備なのです。
水温は通常の飼育適温である25~30℃で問題ありません。空腹では繁殖しないため十分な餌を与えてくださいね。
産卵
「低気圧」の環境で産卵をしやすいです。産卵筒の中で産卵し受精後はオスが卵を守ります。ただ、オスのタイガープレコもストレスが溜まると食卵することがあるので、不慮の事故を防ぐためにも生まれた卵は別のケースに移しておくのがオススメです。
タイガープレコの稚魚、育て方は?
稚魚の育て方
- 成長するまで他の水槽で飼育する
タイガープレコが産卵した卵は7日程で孵化します。稚魚は小さくて他の熱帯魚食べられてしまうこともあるため、親や他の熱帯魚とは別の水槽に移しておきます。
稚魚の間から水質変化には耐性があり比較的育てやすいといえます。稚魚の餌はブラインシュリンプやすり潰した水草などを与えます。
飼育に慣れてきたら繁殖も視野に

タイガープレコはプレコの中でも小型で飼いやすく繁殖させやすい熱帯魚なので、飼育に慣れてきたら繁殖に挑戦するのも良いかもしれませんよ。
卵から熱帯魚を育てることも、アクアリウムの楽しみの1つといえます。
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