水槽の「コケ取り役」として初心者さんに飼育されることが多いアルジイーター。ナマズのようなかわいらしい顔をしています。今回は、アルジイーターの混泳や餌、寿命、成長後の大きさや水槽環境についてまとめました。
アルジイーターは混泳できる?

アルジイーターは成長するにつれて性格がきつくなることから、あまり混泳には向いていません。幼魚の頃は性格がおとなしくコケをたくさん食べてくれます。成長するとあまりコケを食べてくれなくなり「他の熱帯魚の稚魚」や「小さなエビ」をかわりに捕食してしまいます。
また幼魚の頃で「人工飼料」に餌付いてしまうと、コケはほとんど食べてくれません。コケ取り役としてはアルジイーターよりも「オトシンクルス」や「プレコ」の方が向いているかもしれませんね。
混泳する場合はアルジイーターと同じ大きさでちょっかいを出されても素早く逃げられるような熱帯魚やアルジイーター同士の群泳がオススメですよ。
アルジイーターの餌は?

餌
- 苔(コケ)
- 沈下性の人工飼料
アルジイーターは「プレコ」や「コリドラス」のように底面を遊泳層とする熱帯魚です。幼魚は上記の通り、苔(コケ)をよく食べてくれますので、特別餌を与える必要はありません。
成魚になったら「コケをあまり食べてくれない」「コケだけでは餌が足りない」という理由から、沈下性(水に入れると沈む性質)の人工飼料を与えてください。
アルジイーターの寿命や大きさは?

寿命
- 10年以上
大きさ
- 20~25cm
アルジイーターの寿命は長く、10年以上生きる個体もいます。次の項で紹介する水槽環境が理想的で、中には20年近く長生きしてくれるアルジイーターもいますよ。
熱帯魚ショップで売られている5cmほどのアルジイーターはまだ幼魚です。成長スピードは早く、成魚は20~25cmほどの大きさです。性格が少し荒いので、飼育には手間がかかるかもしれませんね。
アルジイーターの飼育、水槽は?

水槽環境
- 水槽サイズ:60cm以上
- 水質:pH6.0~7.0
- 水温:23~28℃
20cm以上に成長し、性格が荒いアルジイーターは小さい水槽での飼育はあまりおすすめできません。最低でも60cm以上の水槽を用意する必要があります。
水質は弱酸性から中性(pH6.0~7.0)を好みます。アルカリ性にかたよってしまうと体調が悪くなり、元気な姿がみられなくなってしまうので気を付けてあげてくださいね。
底砂の1種「サンゴ砂」は水質をアルカリ性に傾けてしまうので、アルジイータの飼育には向いていませんよ。
水温は23~28℃で比較的広い範囲に対応することができますが、冬と夏に極度な低水温、高水温になってしまう場合には「ヒーター」や「冷却ファン」を用意しておくと安心ですよね。
成魚になるとコケを食べないので注意!

幼魚の頃はコケを食べて水槽内の掃除をしてくれるのに、成魚になると苔よりも「稚魚」や「小さなエビ」を捕食するようになります。
成魚はサイズも大きく凶暴になるので、コケ取り役としてさまざまな水槽で飼育できる熱帯魚とはいえませんよ。コケ取り役として飼育するのではなく、水槽内の「主役」としてアルジイーターを飼育すると、愛着もわいておすすめですよ。
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